社会福祉法人蔵王町社会福祉協議会のホームページ

　こんにちは！生活支援コーディネーターの小野です。

　ブログをご覧の皆さん、「井戸井山」をご存知ですか？宮小学校の西側にある小さな山で、その昔生徒たちからは、“裏山”などとも呼ばれていたそうです。

　その井戸井山で今月9日、この春卒業される6年生による桜の木の植樹式が行われました。

　井戸井山の山頂へ登り東側を見ると大きく蛇行する白石川が、一方西側は眼下に広がる水田から雄大な蔵王の山々まで眺めることができ、その絶景に圧倒されます。

　当日は天候に恵まれ、式典には6年生をはじめ、村上町長、文谷教育長など多くの関係者の皆さんが参列し、「ソメイヨシノ」の苗木が植えられました。

　井戸井山は10年ほど前より荒廃が進み、子どもたちも立ち入ることができなくなりました。しかし、子どもたちが山に登って元気に遊んでいた頃の井戸井山に復活させたいと、地元の有志が結集し再生プロジェクトチームを立ち上げ、現在木の伐採や歩道の整備などの作業を進めています。その結果、頂上付近がきれいになって、今回の記念植樹に至ることになりました。

　「井戸井山が子どもから高齢者までみんなが登ることができる、地域住民の“憩いの場”になってほしい。」作業に携わる地元有志の皆さんの想いです。また、“憩いの場”であると同時に、子どもたちにとっての勉強の場、さらには、水害など災害時における避難場所としての役割も考えられています。

　今後も整備が進めれられ、“プロジェクト”が完結するまでにはもうしばらく時間がかかりそうですが、地元の子どもたちのため、そして地域のために頑張っておられるプロジェクトチームの皆さんを、これからも応援していきたいと思います！